平板スピーカーの演劇公演への適応実験

■  主旨:

 演劇の公演において、幾つかの点で通常の音響再生に問題があり、平板スピーカ
ーでその問題点が改善できるかどうかの実験、確認を行うことを主な目的とする。

通常システムの問題点とは

・スピーカー臭い音になってしまう
・客席の位置で音が大きく異なる(サービスエリアが狭い)
・スピーカーの正面だけ音が大き過ぎる

実験内容を現実的な物にするために

・5月に行われる公演での使われ方にフォーカスして使用する効果音などを試聴する
・実験結果からこのアトリエに平板スピーカーシステムをどのように設置したら良いか
判断できるものにする

*なお、この結果を元にこのアトリエに何らかのシステムを常設する予定、また折角の
機会なの同時にもう少し一般化した測定と他のアプリケーションについても実験を行う。

■実験の概要

日時:2007年4月19日(木曜)、10:00 - 20:00
場所:劇団からっかぜアトリエ(稽古場)、浜松市篠原町21505、電話:053-449-0937

タイムテーブル:

10:00- スピーカー・アンプ・ミキサー・測定装置を搬入セッティング
11:00- 現状の自作CW形バックロードホーンをセッティングし測定
客席の手前と奥、上手・中央・下手 6カ所で明瞭度と音圧を測定
11:30- 平板スピーカー(A3CG x 12)を舞台の中央に配置して測定
客席の手前と奥、上手・中央・下手 6カ所で明瞭度と音圧を測定
12:15- 平板スピーカー(A4CS x 4)を上手と下手に配置して測定
客席の手前と奥、上手・中央・下手 6カ所で明瞭度と音圧を測定
13:00- 休憩昼食、A4CSを上手と下手の自作の横に設置して実験
14:00- ジャステック製パイプシステムを舞台前にセッティング測定
客席の手前と奥、上手・中央・下手 6カ所で明瞭度と音圧を測定
14:45- 効果音など音源のソースを変えて明瞭度などの比較試聴
16:00- 歌手によるナレーション、コンサート形式などの試聴(60分)
17:00- 比較試聴の感想を出し合う。マイクのハウリングが少ない!
平板スピーカーに比べ既存のほうが会場の形状に変化を受ける。
20:00- 集合記念撮影後、測定機材の撤収と搬出、おつかれさま。

セッティングプラン:

・現状のシステムは、自作CW形バックロードホーン(コーラル8インチダブル)
・A3CGは、4枚を縦に並べたBOXを3本1組に舞台奥中央に配置した場合
A4CS は、4枚を縦に並べたBOX2本を一組にして上手と下手に設置
ジャステック製パイプシステムは、舞台手前に1間の間隔で設置
測定器:NTI のAL-1

明瞭度と音圧の測定結果

オレンジ色:自作CW形バックロードホーン   青色:A4CS x 4 x2本を舞台奥上手と下手に一対設置
測定位置:客席の、1−3下段、4−6上段、1、4が上手より、2、5が中央、3、6が下手よりです。
結果:既設(オレンジ色)は、中央下段は非常に良い。平板(A3CG・A4CS)は、平均している。
明瞭度測定結果 1000Hz音圧測定結果 4000Hz音圧測定結果

実験プロジェクトの運営:Right-EAR (大和 誠)

実験装置 測定装置 測定器:AL-1
ミキサー デジタルアンプ 測定器PC画面
A3CG x 12枚をセンターに配置 自作CW形バックロードホーン A4CSx4を2本一組にして、舞台上下に設置
A4CSx4を2本背面から 歌手によるコンサート試聴 集合記念撮影

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